新型コロナウィルスの影響で小中学校や高校だけでなく大学でも長期の休みが続きました。県内の各大学もオンラインで授業を始めていますが、新年度まだ一度もキャンパスに足を運べていないという学生が多くいます。さらに、アルバイト収入が減ったことによる経済面への影響に直面している学生も少なくありません。
ABS news every.で取材させていただいた秋田市の学生も、新型コロナウィルスの感染が全国に広がった新年度前から大型連休後にかけて、これまで週5~6日入れていたシフトが週3日に減り、この状況が続けば「大学の授業料の免除や給付型の奨学金がなければ自分も退学することを考えないといけないと思っていた」と話していました。
自らのアルバイト収入だけでなく家族の収入にも影響が現れ、学生生活を続けられるかどうか苦境に立たされている学生は多く、学生団体が4月に全国の大学や短期大学、専門学校などに通う1200人に行ったアンケートによりますと、新型コロナウィルスによる経済面への影響を理由に「退学や休学を考える」と回答した人は4人に1人に上りました。
こうした状況に加えて、就職活動など将来への不安も抱えている学生も多いと思います。
私も数年前まで学生だったので、こうした影響を聞くと胸が痛みます。一日でも早く元通りの生活が送れる日が来ることを願います。